結審弾劾! 3・15裁判所を包囲し、「廃寮決定」白紙撤回勝ち取ろう
2月28日仙台高裁において、小野裁判長はすべての証人を却下、結審を強行しました。科学的検証すら行わない「老朽化」に基づく「廃寮決定」など認められない! 廃寮ありき、判決ありきの決定、裁判になど従うことはできない。3月11日緊急集会を行います。3・15「和解協議」とともに結集をお願いします! 緊急声明は下にある"2・28結審弾劾緊急声明"からご覧になれます。 『2・28結審弾劾! 「和解協議」への大結集で廃寮白紙撤回勝ち取ろう3・11緊急集会』へ大結集を! ▽日時 3月11日(土)18時30分~(開場18時15分) ▽場所 仙台市戦災復興記念館(022-263-6931)4階第1会議室 3・15「和解協議」 ▽日時 3月15日(水)10時30分~ ▽場所 仙台高等裁判所 ※廃寮ありき、判決ありきのペテン的「和解協議」を、大結集の力で逆に廃寮決定を撤回させる場へと転化しよう! (傍聴はありませんが、)裁判所を取り巻く大結集で東北大当局・裁判長を圧倒し、反動判決策動をはね返そう! 控訴審判決 ▽日時 4月25日(火)10時30分~ ▽場所 仙台高等裁判所 緊急声明 結審弾劾! 3・15裁判所を包囲し、「廃寮決定」白紙撤回勝ち取ろう 東北大学有朋寮(委員長 古郡 陸) 一、結審強行を弾劾する! 2月28日の有朋寮明渡し裁判第3回控訴審において、仙台高等裁判所・小野裁判長は、古郡委員長による「証人を呼び事実を調べることが必要不可欠である」との意見陳述も無視・抹殺し、全ての証人申請を却下しました。そして、次回裁判を設定することも拒否、3月15日「和解協議」、4月25日判決を強行設定し、結審しました。この暴挙は、何が何でも有朋寮廃寮を強行しようという国家意思を体現したものであり、こんなデタラメな裁判など認められるはずがありません。 二、何も明らかにされていない! 「被告」認定もデタラメ! こんな裁判があるか! 裁判で争点とすべきものは明らかです。それは「有朋寮がただちに取り壊さなくてはならないほどに老朽化しているのか否か」という点です。しかし吉本執行部も小野裁判長も、これについて何も調べることなくたった3度の裁判で審理を打ち切るという暴挙に打って出てきました。 東北大学当局は有朋寮廃寮の理由として「老朽化」なるものを騒ぎ立て、「有朋寮は倒壊の危険があるから早急に使用停止する必要がある」と学内外に大宣伝してきました。であるならば、有朋寮明け渡し裁判を起こした吉本執行部は、最低でも「有朋寮は直ちに取り壊さなければならない程に老朽化しているのか否か」という点を立証しなければならないはずですが、一審と同様にそれすら行えませんでした。吉本執行部は、一審判決後の『学生協ニュース』№46(2005年9月2日付け)では明確に「有朋寮について、経年劣化による老朽化が著しく地震による倒壊や火災による焼失の危険性があることから、入寮生の生命・身体の安全確保を図るために…使用停止することを決定しました」と書き、「老朽化」を口実とした「廃寮決定」であることを認めています。しかし、裁判では「老朽化は関係ない」と言って逃亡する始末! 科学的に立証できないと逃げるとは、なんと都合のいいやつらなのか! 私たちは増田一級建築士を証人として呼ぶようずっと要求してきましたが、小野裁判長も吉本執行部と一体となり、証人の採用を拒否しました。「老朽化」の科学的根拠は本訴訟に関係ないというならば、では一体何に基づく「廃寮決定」だというのか! 科学的根拠すら示すことのできない「廃寮決定」は無効であり、ただちに撤回されなくてはならない! さらに吉本執行部は、既に有朋寮を退寮した4名の寮生を未だに「被告」とし続け、有朋寮明渡しと損害金支払いを要求しています。吉本執行部にとっては寮生が実際に有朋寮に住んでいるかどうかは関係なく、吉本執行部が住んでいると言ったら住んでいることにするのです。吉本執行部に抗議の意を示すものはみな「悪」であり「被告」なのです。全ては吉本執行部のさじ加減というのか! こんなデタラメな「被告」認定がいったいどこにあるのでしょうか! 何も調べず、「被告」認定すらもまともに行わないままに審理を打ち切る小野裁判長の訴訟指揮は、9・17全国集会の大成功、9・21「強制執行停止」の有朋寮闘争の前進に対する大反動です。私たちはこれを上回る反撃を叩きつけ、「廃寮決定」の撤回、「無期停学」処分の撤回を勝ち取る決意を固めています。反動判決策動をはね返そう! 三、3・15「和解協議」の場を、吉本執行部に「廃寮決定の白紙撤回」を迫るものへ! 判決を前にして、3月15日に「和解協議」が開催されます。小野裁判長は、反動判決=有朋寮明け渡し命令(機動隊導入による強制執行)を出されたくなかったら廃寮を認め退寮しろと、私たちに廃寮決定への屈服を迫る場にしようとしています。さらに言えば、反動判決への社会的批判をかわすためのペテン的な場でもあります。 しかしだからこそ、私たちはみなさんに「和解協議」日の裁判所大包囲を呼びかけます。全国の仲間で3・15裁判所を包囲し、退寮強要の場を逆に吉本執行部と小野裁判長の責任追及行動の場へ! 廃寮決定白紙撤回の場へ! 反動判決策動をぶち破ろう。 四、有朋寮闘争は小泉改憲攻撃との最大の激突点 敵は、結局は最後は暴力に訴えてきます。「無期停学」処分も同様です。これが権力の正体です。吉本執行部は、有朋寮廃寮=寮生叩き出しを貫徹できないとなったら、古郡を「無期停学」にすることで寮内団結を破壊しようとし、一気に廃寮を進めようとしてきました。しかし、古郡は「無期停学」処分にも屈せずに今も寮に住み続け、そのことは吉本執行部の目論見を完全に破綻させています。敵の暴力は、しかしこれは逆にもう他に手段がないという敵のもろさの現れです。私たちが団結を固め、それ以上の反撃を叩きつけることができれば勝てます。 小泉の戦争と首切りに対し、反撃が始まっています。教育労働者が「日の丸・君が代」強制に対して処分を恐れず人生をかけて不屈に闘う姿に、私たち学生は感動しました。国鉄労働者は、解雇撤回に向けて団結し、全逓労働者も郵政民営化と闘っています。そして沖縄では3・5県民大会に3万5千人が結集するなど、反戦・反基地の闘いが爆発しています。有朋寮の闘いも、全国の労働者・学生・市民の巨大な闘いの突破口として、歴史を動かす決定的なものになると確信しています。闘う労働者・学生・市民と連帯して私たち有朋寮は小泉と真っ向から闘うことを宣言します。 昨年9月1日、仙台地裁は明け渡し反動判決を下しましたが、私たちは「正義は行動によって示される」をスローガンに、有朋寮を実力で守る闘いにたちました。また、「廃寮決定」、「無期停学」処分は、小泉改革、大学法人化の攻撃であるから、私たちは有朋寮死守の闘いと小泉打倒の闘いを一体のものとして取り組んできました。だからこそ、9・11総選挙―小泉「圧勝」情勢をうち破ることができたし、全国の労働者・学生・市民と結合して9・21「強制執行停止決定」を勝ち取ることができました。今、小泉による戦争攻撃が強まっています。改憲と、そのための国民投票法案です。有朋寮はこれとの対決を通して、再び全国の労働者・学生・市民の先頭に立って闘います。 全国の学生のみなさん! ともに闘おう。有朋寮廃寮阻止の歴史的な闘いを、なんとしても勝利させよう。有朋寮廃寮阻止! 「無期停学」処分撤回! 強制執行阻止! 吉本執行部・小泉政権打倒! すべての労働者・学生・市民は団結して闘おう!
by ufo_ryou
| 2006-03-06 01:04
| ○有朋寮「明け渡し」裁判
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