「有朋寮の廃寮反対!」全国アピール賛同者・団体一覧
『東北大学有朋寮の「廃寮」決定に反対し、
早期の新寮建設を求めるアピール』賛同人・賛同団体 
五〇音順・敬称略・2003年11月4日現在・276名、13団体

賛同ありがとうございます!

色が変わっているのはそのホームページ等にジャンプします。

ア行

青木辰司(東洋大学社会学部教授)
青木康弘(バプテスト仙台南キリスト教会牧師・尚絅女学院大学非常勤講師)
青柳充(全金本山労働組合書記長)
青柳葉子(婦人民主クラブ全国協議会宮城支部)
秋田恂(河北TBCカルチャーセンター取締役業務部長・五九年度有朋寮入寮生)
浅田政広(旭川大学教授)
浅野茂(仙台国際ホテル元取締役総務部長・五九年度有朋寮入寮生)
浅野史生(弁護士)
足立修一(弁護士)
阿部宗悦(女川町議会議員・女川原発反対同盟代表)
阿部知子(衆議院議員)
網屋喜行(鹿児島県立短期大学名誉教授)
荒川紘(静岡大学人文学部教授)
新屋英子(俳優)
有馬康弘(八八年度有朋寮入寮生)
粟屋憲太郎(立教大学文学部教授)
安藤裕規(弁護士)
飯嶋茂(八二年度有朋寮入寮生)
五十嵐吉信(新潟大学名誉教授)
池内了(名古屋大学教授)
池田秀三(京都大学教授)
池宮城紀夫(弁護士)
伊佐眞一(琉球大学職員)
石井正二(弁護士)
石川捷治(九州大学大学院法学研究院教授・政治史)
石川濶(帯広畜産大学助教授)
石川文洋(ジャーナリスト)
石川雅之(七九年度有朋寮入寮生)
石田真夫(弁護士)
石田正人(会社員)
磯貝治良(作家・大学講師)
位田浩(弁護士)
板橋義三(九州大学教員)
一瀬敬一郎(弁護士)
伊藤岩(新潟大学名誉教授)
伊藤慎二(弁護士・六七年度有朋寮入寮生)
稲垣耕作(京都大学大学院情報学研究科助教授)
井上敬(岩手医科大学脳神経外科助手・八四年度有朋寮入寮生)
井上庸一(弁護士)
猪股秀勝(六九年度有朋寮入寮生)
今川正美(元衆議院議員)
今田好彦(東洋大学社会学部教授)
今村元義(群馬大学社会情報学部教授)
弥永健一(東京商船大学名誉教授)
岩崎和隆(神奈川県職員・八七年度有朋寮入寮生)
岩垂弘(ジャーナリスト)
岩永達郎(元明治大学教授)
宇井純(沖縄大学名誉教授)
植田至紀(元衆議院議員)
鵜川隆明(弁護士)
後義輝(「アムネスティ・インターナショナル日本」会員)
内田成子(千葉経済大学教授)
内田剛弘(弁護士)
内田雅敏(弁護士)
内山二郎(フリージャーナリスト)
梅澤幸二郎(弁護士)
梅津美恵子(㈱アサヒ測量・六九年度東北大学如春寮入寮生)
浦部信児(弁護士)
遠藤英三(元常葉学園大学教授・元清水市立中央図書館長)
大井勇(弁護士)
大石一二(弁護士)
大口昭彦(弁護士)
大島令子(元衆議院議員)
太田真美(弁護士)
太田隆徳(弁護士)
大谷尚子(茨城大学教員)
緒方道子(婦人民主クラブ全国協議会福岡支部)
小川悟(関西大学名誉教授)
小田原紀雄(日本基督教団靖国・天皇制問題情報センター)
小野寺哲(平和を守る戦中派の会代表)
小原豊(会社員)
表寿憲(筑波大学大学院数理物質科学研究科物理専攻)

カ行

海渡雄一(弁護士)
角山正(弁護士)
鹿島慶高(映像制作者)
勝村弘也(神戸松蔭女子学院大学教授・宗教主事)
角倉邦良(金田誠一衆議院議員秘書)
金井塚康弘(弁護士)
金子哲夫(八五年一〇・二〇闘争被免職者)
神山隆道(七七年度有朋寮入寮生)
唐十郎(『劇団唐組』劇作家・演出家)
川村晃生(慶應義塾大学教授)
北川れん子(元衆議院議員)
北本修二(弁護士)
吉川勲(社団法人宮城県生活環境事業協会常務理事兼事務局長・五八年度有朋寮入寮生)
吉川経夫(法政大学名誉教授)
鬼頭宏一(島根大学名誉教授・憲法行政法専攻)
宜保幸男(沖縄県高等学校障害児学校退職教職員会会長)
木村五郎(弁護士)
金城睦(弁護士)
工藤英三(元静岡大学教授)
熊野勝之(弁護士)
倉崎繁(九州国際大学教授)
黒川昭信(同人誌「縦走」編集長)
桑江テル子(うないネット・コザ主宰)
古座幸一(仙台共同購入会労組委員長)
後藤斎(元衆議院議員)
後藤岩奈(県立新潟女子短期大学助教授)
こばやしひろし(劇作家)
小林正彦(弁護士)
駒込武(京都大学教員)
小室等(歌手)

サ行

西郷信綱(横浜市大名誉教授)
斉藤重光(仙台市議会議員・六五年度有朋寮入寮生)
斉藤隆夫(群馬大学社会情報学部教授)
斉藤驍(弁護士)
栄枝明典(弁護士)
坂和優(弁護士)
佐川宣広(塾講師・八八年度有朋寮入寮生)
佐久間敬子(弁護士)
桜井醇児(富山大学名誉教授)
櫻井善作(小新聞「野火」編集・発行人)
桜井充(参議院議員)
佐々木桂(歯科医・八七年度有朋寮入寮生)
佐々木潤之介(一橋大学名誉教授)
佐藤昭夫(早稲田大学名誉教授)
佐藤ちと(人権ネットワーク仙台)
佐藤芳夫(元中立労連議長)
里見和夫(弁護士)
さねとうあきら(劇作家・児童文学者)
宍戸峰子(都留文科大学生活協同組合労働組合執行委員長)
柴田高好(東京経済大学名誉教授)
嶋田久夫(弁護士)
清水雅彦(和光大学講師・憲法学)
庄子和(全金本山労働組合副執行委員長)
白岩謙一(名古屋大学名誉教授)
菅原徹(全金本山労働組合副執行委員長)
鈴木達夫(弁護士)
鈴木弘子(染織家)
鈴木正之(米軍の王城寺原移転に反対する王城寺原現地住民の会元代表)
相馬睦雄(蔵王法律事務所員)

タ行

高島邦俊(宮城高校ネットワークユニオン代表)
高嶋伸欣(琉球大学教育学部教授・高嶋教科書裁判原告)
田上中(日本キリスト教会栃木教会長老)
武内更一(弁護士)
多々良哲(仙台共同購入会理事・七七年度有朋寮入寮生)
唯野一郎
立石美穂(「日の丸」「君が代」の法制化に反対する市民会議)
立原徹(八七年度有朋寮入寮生)
谷康子(婦人民主クラブ全国協議会宮城支部)
辻惠(弁護士)
辻隆一(仙台市議会議員・六九年度有朋寮入寮生)
辻下徹(北海道大学教授)
辻惠(弁護士)
土本典昭(記録映画作家)
土屋公献(弁護士・元日弁連会長)
土屋聡(小学校教員)
敦賀陽一郎(東京外国語大学教授)
出牛徹郎(弁護士)
出口竜作(宮城教育大学助教授・八六年度有朋寮入寮生)
寺尾光身(名古屋工業大学元教員)
暉峻淑子(埼玉大学名誉教授)
道善兵一朗(ジャーナリスト)
戸田清(長崎大学助教授)
富崎正人(弁護士)
豊島耕一(佐賀大学教授)

ナ行

永井修二(弁護士・六八年度有朋寮入寮生)
仲尾宏(京都造形芸術大学客員教授)
中川智子(元衆議院議員)
中田道孝(高知大学退職教員)
中野七郎(全金本山労働組合書記次長)
中村欽一(劇作家)
中村富夫(六四年度有朋寮入寮生)
中村行秀(千葉短期大学教授)
西浦克明(弁護士)
西村豊行(部落解放理論センター所長)
丹羽雅雄(弁護士)
布原啓史(九一年度日就寮入寮生)
沼田滋夫(横浜国立大学名誉教授)
野添憲治(作家)
野田正彰(評論家・京都女子大学教授)
野田隆三郎(岡山大学名誉教授)
野村彰(元新潟大学教員)
野村哲(群馬大学名誉教授)

ハ行

芳賀ヒロ子(カトリック正義と平和仙台協議会員)
萩屋昌志(龍谷大学法学部助教授)
橋本健二(武蔵大学教授)
長谷武志(全金本山労働組合執行委員長)
長谷川邦夫(川鉄鉱業㈱資源開発部長・七〇年度有朋寮入寮生)
長谷川貴彦(北海道大学文学部助教授)
花田啓一(弁護士)
馬場亨(弁護士)
濱村雅一(三菱電機㈱・八五年度有朋寮入寮生)
林和男(弁護士)
葉山岳夫(弁護士)
樋口和彦(弁護士・七一年度有朋寮入寮生)
日原章介(映画評論家)
平田煕(東京農工大学名誉教授)
平野厚生(東北大学名誉教授・五九年度有朋寮入寮生)
平野喜一郎(三重大学名誉教授)
福田泰雄(一橋大学教授)
福地曠昭(沖縄人権協会理事)
福本英子(フリー・ジャーナリスト)
藤井寛治(元北海道大学教授)
藤浦龍治(弁護士)
藤尾彰(新潟大学名誉教授)
藤澤秀雄(元長崎大学教授)
藤沢抱一(弁護士)
藤田一良(弁護士)
藤田至則(元新潟大学教授)
藤本治(静岡大学名誉教授)
保坂展人(元衆議院議員)
細田信輔(龍谷大学経済学部教授)
本庄重男(国立感染症研究所名誉所員・元愛知大学教授)
本多勝一(ジャーナリスト)

マ行

前野忠夫(元教員)
槙枝元文(元日教組委員長、元総評議長)
牧田清(写真家)
松岡延子(元大阪大学教員)
松倉佳紀(弁護士)
松嶋一重(日本政策投資銀行信用リスク管理部調査役・八四年度有朋寮入寮生)
松本孝巳(都留文科大学生活協同組合理事)
まよなかしんや(フォークシンガー)
水田洋(名古屋大学名誉教授)
三野善央(大阪府立大学社会福祉学部教授)
宮島尚史(弁護士)
村井敏邦(龍谷大学教授)
村上敏郎(弁護士)
本吉信之(八六年度有朋寮入寮生)
森井淳吉(阪南大学名誉教授)
森田雄(八三年度有朋寮入寮生)

ヤ行

八鍬瑞子(美術家・占領に反対する芸術家たち)
矢澤曻治(弁護士)
安正幸(茨城県職員組合中央執行委員)
安川寿之輔(名古屋大学名誉教授)
矢田範夫(岡山大学医学部職員組合執行委員)
簗瀬進(参議院議員)
弥永万三郎(高知短大教授)
矢野教(新潟大学名誉教授)
山内勉(会社員・八七年度有朋寮入寮生)
山口わか子(元衆議院議員)
山崎吉男(弁護士)
山下潔(弁護士)
山田浩(名古屋工業大学名誉教授)
山田安太郎(弁護士)
山根幸夫(東京女子大学名誉教授)
山本直人(八二年度有朋寮入寮生)
横堀正一(元千葉県高教組委員長)
横路孝弘(衆議院議員)
横山蒼鳳(書家)
吉田和子
吉田健(弁護士)
吉田正雄(元衆議院文教委理事)
吉田征夫(音楽家)
吉田義久(相模女子大学教授)
吉田ルイ子(フォト・ジャーナリスト)

ラ行

ワ行

若木久造(都留文科大学・国学院大学非常勤講師)
若松隆(中央大学法学部教授)
渡瀬嘉朗(東京外国語大学名誉教授)
渡辺俊哉(自治労宮城県本部書記次長・七八年度有朋寮入寮生)
渡邊摩里(市民)

他二十一名

◆賛同団体

九州大学学生自治会
京都大学熊野寮
京都大学農学部学生自治会常任委員会
仙台市職員労働組合
東京外国語大学院生有志
東北大学日就寮
富山大学学生自治会
富山大学新樹寮自治会
富山大学新聞会
広島大学学生自治会
STOP WAR ! WORLD ACTION

他1団体

 (五〇音順・敬称略・2005年11月21日現在・275名、13団体)



『東北大学有朋寮の「廃寮」決定に反対し、

   早期の新寮建設を求めるアピール』本文


 東北大学は二〇〇一年九月、代替施設の建設もないまま有朋寮の廃寮を決定しました。私たちはこの決定を深く憂慮し、大学側に善処を求めるために以下アピールします。

 一つに、今回の決定が新寮の建設を伴わないということです。
 すでに寮生に対して二〇〇二年度中の退寮が通告されていますが、いかなる保障措置がとられようとも寮生の生活に影響が出ることは自明です。厚生施設である学生寮を退寮せざるを得なくなることで経済状態が逼迫し、学業の継続が困難になる学生が出るようなことがあってはなりません。
 さらに有朋寮は二〇〇人以上の定員があり、その有朋寮の廃寮は来年度以降入学する新入生にも大きな影響を及ぼします。東北大学では同じく学生寮が二〇〇〇年に焼失し、こちらも未だ代替施設が建設されていません。不況が深刻化し、今後ますます学生寮の意義が向上してくる中で、さらに学生寮を削減し学生の就学機会を奪いかねない今回の決定は再考されるべきです。

 二つに、今回の決定が当事者である寮生との話し合いすらないまま、問答無用で押しつけられていることです。
 向こう数年寮に居住して学業を営もうとしている学生が多数いる中で、その変更が余儀なくされる今回の決定が当事者との話し合いもないまま押しつけられることは、とりわけ大学という場にはそぐわないやり方であると考えます。
 大学側は「有朋寮の老朽化」を廃寮の理由としています。しかし、一九八九年以降寮生が建て替えのための話し合いを要求してきたにもかかわらず、東北大学は寮生からの要求に対して六年間も対策をまったく取らずに放置してきました。その後、九五年にようやく交渉が開始されましたが、その話し合いも九七年六月以降は四年以上も中断されています。
 以上のように、大学として決して誠実とは言えない対応のまま、二〇〇一年九月になって急に「寮生の身体の安全」を持ち出して廃寮を決定するという東北大学の態度に寮生が不信感を募らせるのもやむを得ないのではないかと考えます。
 東北大学がこのような対応を改め、寮生との対話を行い、決して学生の就学の機会を奪うことのないよう望みます。

 三つに、これが東北大学のみならず、全国大学における一つの流れとなろうとしていることです。 全国の大学を見れば、二〇〇一年だけでも二月に山形大学学寮、八月に東京大学駒場寮の廃寮が寮生の反対の声を押し切って行われています。また、「国立大学の独立行政法人化」などの「大学改革」論議が、大学を構成する主体である学生を抜きにして進められていることも懸念される事態です。
 学生寮とは、学生が一つ屋根の下で寝食を共にすることによって互いの人格形成を図る場であるとともに、教育の機会均等を実現するための厚生施設でもあります。こうした場が学生から奪われていくことを憂慮します。

 以上の理由により、私たちはこの問題の真の解決のために、有朋寮の「廃寮決定」に反対し、東北大学が寮生との話し合いに応じて早期に新寮を建設されることを求めます。

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# by ufo_ryou | 2004-11-04 23:41 | ★支援の方々(及びリンク)
学生を徹底管理し、資本の食い物にするPFI型新寮!
【1】明らかになった「傷害事件」のねつ造と有朋寮「老朽化」の根拠ねつ造

(1)裁判所も認めた「傷害事件」ねつ造 大学当局は謝罪しろ

 9月21日、仙台高裁が出した判決によって、東北大学が「傷害事件」をねつ造したことが完全に明らかになりました。
 判決では「医師は『傷はすぐ見える場所にあった』と証言しており、(現場で)同僚が気付かないことはありえない」「現場に多数の大学関係者が居合わせておりながら、目撃証人が一人も出されていない。…あるべき証拠がなく、証拠不十分。立証していない不利益は免れることができない」と証拠や目撃者がいないことを認定。さらに「医師は『コブは認められなかった』と言っており、(西森証言とは)食い違う」「後で作った傷ということもあり得る」と「被害者」を主張する西森教授(農)の証言は信用性がないとし、「傷害は確認できない」と断じたのです。
 大学当局は、この事態を受けてどうするつもりなのか。西森教授に対して「大学として全面的にバックアップする」(菅井副学長:教育学部教授)とし、大学としてこの「傷害事件」のねつ造に荷担してきたことは重大です。何より暴力キャンペーンでもって、有朋寮の闘いの正当性に泥をぬってごまかそうとした大学当局のやりかたには怒りを禁じ得ない! 吉本学長は一人の労働者を警察権力に売り渡すことをなんとも思っていないのです! 大学当局、西森教授は中野さんに謝罪しろ!

(2)大学当局による「老朽化」の根拠ねつ造 

▼有朋寮は廃寮の必要無し 一級建築士が保証
 一級建築士・増田さんは、有朋寮を視察し、それをもとに作成した『意見書』において有朋寮は早急に取り壊す必要はないことを明らかにしました。
 有朋寮は「建築基準法・同施行令に基づく構造計算を経て建築されたもの」、「事実上、建設当時の構造計算は生きている」とし、「耐力低下事由は認められなかった。従って建物は十分耐力を有する」。
 さらに、大学当局が「5000点以下だから危険」として、「老朽化」の唯一の科学的根拠としてきた「耐力度調査」に対し、「『学校建物の耐力度調査』は、…地震時の建物の壊れやすさを表すものではない」「5000点以下という理由で建物を使用禁止にした例は知らない」。大学当局は何の根拠にもならない「耐力度調査」で全学をだまし、廃寮を決定したのです!

▼意図的数値引き下げが発覚した「耐力度調査票」
 裁判の中で出された大学当局側の『木造建物(一般建物)の耐力度調査票』を見た建築士増田さんは、意図的な数値引き下げがあることを明らかにしました。
 14cm角の柱の太さを『13.5cm未満』とし、『大壁』(柱を外部に表さないようにした壁)を『真壁』(柱を外に見せた壁)と記入しています。この数値引き下げを是正した数値は、一番低い棟で4915点となるものの、他の棟では、5343点、5284点、5106点となります。
 『耐力度調査』はそもそも廃寮の根拠にすべきものではないことに加えて、その「5000点を下回っている」という主張そのものが意図的に作られたものであったということではないか! 裁判の中で大学当局は「老朽化は関係ない」などという主張を開始しています。「寮生の身体・生命の安全のため」と称して停学処分までおこなってのたたき出しを進めておいて、いまさら何を言うのか! 吉本学長はただちに廃寮決定を撤回するべきではないのか!

【2】学生を徹底管理し、資本の食い物にする「PFI型新寮」 有朋寮をつぶしてこんな寮を作るのか!

(1)「豊かな資質を持つ学生」、「優れた能力や実績のある研究者」のための寮!

 他方で今年8月20日、有朋寮をつぶした後に吉本執行部が建てようとしている新寮に関する『要求水準書』が発表されました(東北大学ホームページ参照)。この『水準要求書』とは、建築業者や寮建設後の運営を担う企業を募集し、その業務内容を明確にしています。
『要求水準書』の冒頭「事業の目的」から、「効率的かつ効果的に本施設の建設、維持管理等を行い、21世紀の人材を育てるのにふさわしい学生寄宿舎を整備すること」と語り、「厚生施設」などという言葉は一切使われていません。「本事業の基本的コンセプト」の項では、「21世紀の世界をリードできる人材の育成を目的に、世界に開かれた大学として国の内外から国籍や人種を問わず豊かな資質を持つ学生と、研究教育上の優れた能力や実績のある研究者等を積極的に求める」と寮を位置付けています。学生一人一人を一個の人間として扱い、人権としての教育を保障するというものではなく、学生を国や大学にとって有益な「資源」かどうかで評価していく正反対の立場です。ここで「国籍、人種を問わず」といっているのは人権としての「平等」を謳っているのではなく、あくまで「有用な人材、エリートなら誰でも」と言っているにすぎない。一体学生を何だと思っているのか!

(2)寮生を徹底管理! 「内規」と一体の学生管理

 「管理業務」において、「入居者の選定」を大学当局の行う管理業務として定めています。今まで有朋寮が行ってきた入退寮選考の権利を、大学当局に移すというのです。今までどおり寮生が選考してしまうと、経済的弱者を優先的に入れ、経済的弱者のための寮になってしまうからです。有朋寮は、自治寮として、寮生の意見を話し合いによってまとめ、大学当局に対して団結して要求をぶつけていく中で、一方的な寮費値上げなどを許さず、生活を守り抜いてきました。こうした在り方をつぶそうとしているのです。
 「セキュリティ」の項では「入居者の入退室が管理事務室等で管理できる」としています。寮生の行動を監視し強烈に管理を行っていくのです。
 学内において大学当局は、朝鮮戦争の際に学生の弾圧を目的に作られた「内規」を、50年経った今年、適用することを宣言しています。ポスターやビラ撒き、立て看板から、サークルなどの団体結成まですべて大学当局の許可がなければできないという学生の主体性をとことん踏みにじった規程です。昨年新聞部が学長の「収賄」を報じた時、吉本学長は「まるで犯罪者扱いだ」と会議で問題にしました。内規はまさにこういった言論規制を可能にするものです。学生をキャンパスから寮に帰ってまでも徹底的に管理する! 抗議の一つも上げられないようにする! 吉本学長は大学の私物化をやめろ!

(3)経済的弱者をたたき出す寮

▼私物持ち込み禁止! シーツもテレビもすべてレンタル
 『要求水準書』の「事業概要」における「2、本事業の基本的コンセプト」では「新寮では私物をほとんど持ち込まないことを原則に、机や椅子等の学習等に必要な設備類はもちろんのこと、布団やシーツなどのリネン類についても、運営業務の一環としてレンタル方式により提供することとし、ボストンバッグ一つで来日(寮)し、…新生活がスタートできるサービスの提供」と語られている。レンタルするものはシーツ、枕、布団、毛布、足拭きマット、テレビ、ビデオ、パソコン、オーディオ、冷蔵庫、等々。そして「基本的にパソコン以外の家電を入居者が持ち込むことを禁止する」と明確に打ち出しています。これらすべてを企業が「独立採算性で行う」というのです!

▼「民間のノウハウ」で寮費を徴収!
 さらに凄いのは「寄宿舎費等徴収代行業務」があることです。これは「民間の料金徴収のノウハウを活用することにより、徴収業務を効率化し」ということを公然と書いている。要は法的措置も辞さずの血も涙もない徴収がゴリゴリと行われていくということです。
 「管理業務」では「入居者に対する改善勧告」を業務内容に含み、「本学の学生寄宿舎規程等に従わない者、若しくは、他の入居者に対して迷惑行為を行う者に対して改善勧告を行う」となっています。

▼生活すべてが企業の食い物に! こんなものは寮ではない!
 「傷病人への対応業務」、その他にもコンビニ、書店、バイト紹介やカウンセリングといったものまですべて独立採算の企業の業務です。これが、厚生施設を否定した「寮」の実態です。寮生は、音楽を聞くことから、健康、食事、就寝に至るまですべて企業の収奪にさらされ、いざ金がなくなればたたき出されるのです。
 有朋寮は、声を大にして言いたい。こんなものは「寮」ではない! 有朋寮は学生の手によって、相互に助け合いながら厚生施設として運営してきました。バッグ一つできても、先輩や友達の物を借りたりして生活したり、水光熱費も寮生で話し合って決定し、すぐに払えない人にも互助会なども作って対応しています。寮とは相互団結し、助け合いながら、生活を守っていくものです。「PFI型新寮」のように、各人が分断され、管理され、生活すべてが企業の食い物にされていく、金が払えなければたたき出されていく、そんな息苦しい「寮」など断じて認められない!

【3】教育基本法の改悪が大学を一変させる

 この「PFI型」新寮への転換は、教育基本法の改悪の方向と全く同じです。教育基本法改悪は、「国家のための教育」を掲げて、根本的に教育の位置付けの転換を図ろうとしています。この中で「国立大学の法人化」や、今回の「PFI型新寮」のように、大学の位置付け、寮の位置付けも抜本的に変えられようとしているのです。東京で行われている、「日の丸・君が代」の強制、教員への処分や、都立大の廃止という、徹底的な攻撃もこの流れそのものです。教育基本法の改悪では、「教育の機会均等」を破棄し、エリート教育、差別・選別教育への転換が狙われています。「21世紀の世界をリードできる人材の育成」「豊かな資質を持つ学生と、研究教育上の優れた能力や実績のある研究者等を積極的に求める」という「PFI型」新寮の規定は、全く同じ意図に貫かれたものです。東北大学はまさに石原都知事が進んでいる道をともに進もうという決断をしきったのだということです。こんなことを絶対に許してはならない!

【4】全学生・教職員は、廃寮決定撤回、無期停学撤回の声を上げよう! 教育改革-法人化反対!

(1)有朋寮廃寮反対、「PFI型新寮」反対の声を上げよう!

 このような「PFI型新寮」の建設を絶対に許してはなりません。大学当局は有朋寮への攻撃を突破口に、全寮へと拡大しようとしています。今年10月5日付け「学生協だよりNo.27」では、「女子学生、大学院生並びに留学生」の対応に関して、「既存学寮の入寮枠組みの抜本的な見直しや、設備の改修などを考慮していくことがこれから必要になる」と、既存の他の寮の位置付けをも大転換していくことを宣言しています。有朋寮廃寮阻止-PFI型新寮建設阻止の闘いが、東北大学の全寮を守る一大焦点です。

(2)Fくんへの無期停学処分を撤回させよう

 この学寮の一大転換のために行われていることは何か。240人もの学生の生活を保障できる有朋寮の廃寮、寮生のたたき出し。そのための親への脅し、他寮への入寮禁止処分、奨学金を人質にしてのたたき出し。これらすべてを「寮生の身体・生命の安全のため」と称して行われてきたのです。そして何より、1年と9か月も続いているF君への無期停学処分こそ、その最たるものです。この処分の根拠こそでっち上げられた「老朽化」を根拠にした「廃寮決定」です。大学当局が目的のためならば学生の就学の権利だろうが、人生だろうが無情に踏みにじるという姿がここに明らかです。ここまでして推し進める理学部執行部・吉本執行部こそ、大学から出ていけ!

(3)内規撤廃! 法人化許すな! 吉本執行部による大学の私物化許さない!

 現在F君に対する無期停学処分の攻撃を全学生に対してかけるものこそ内規の攻撃です。印刷物の検閲、団体の結成・継続の許可制、デモも世論調査も全部許可制です。いざ大学当局に対して声をあげようものなら、すべてたたきつぶすということです。教職員に対しても「政治活動の禁止」などの攻撃がかけられています。
 大学を自由な創造の場から、国益のための研究・教育の場としていく。学生をガチガチに管理して、反対すれば処分も辞さずたたきつぶす。吉本執行部が大学を私物化し、目指す大学像はそういう大学だということです。吉本学長は学生の生活やサークル活動などの主体的活動などどうなってもいいと思っているようなやつなのです!
 全学生・教職員に対して、教育基本法改悪-国立大学法人化に則って、大学丸ごとの大転換の攻撃がかかっているのです。全学生・教職員がともに声をあげる時です。全国各地で、教育改革との闘いが、「日の丸・君が代」拒否の闘いを先頭に大きく開始されています。東北大学でも、この闘いとともに闘いに立ち上がろう!
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# by ufo_ryou | 2004-10-25 00:11 | ○有朋寮廃寮後こんな新寮が!?