東北大医学部の収賄事件は終わっていない!
東北大学の収賄事件は、吉本学長、玉井医学部長の責任がまったく明らかにならないまま、「透明な金のルートを作ろう」などと問題を摩り替えて終止符が打たれようとしています。こんなことを絶対に許してはなりません。問題をまとめたパンフレットを転載します。




【はじめに】

 私たち、吉本学長の「収賄事件」真相究明実行委員会は、これまで医学部・吉本学長の「収賄事件」の真相を究明するべく行動してきました。
 それは、今回の「収賄事件」の真相を究明し、責任の所在を明確にしなければならないと考えたからです。大学の教授がその医師不足という現状に付け込み、地方病院を強権的に支配し、金を巻き上げていくということは、どうやっても許されません。しかも、この事態を、当の吉本学長や玉井医学部長が完全に居直っているのです。「研究に使ったのだからなにが悪い」と言い、説明すら行わない。この事態に対して、学生が行動しなければいけない、執行部に任せては真相の究明はありえないという危機感から、究明実を立ち上げ、行動を開始したのです。
 しかし、私たちの真相を究明せよという追及の声に対する大学当局・吉本学長の態度は散々なものでした。全学生の前で吉本学長は説明すべきだという思いで、公開質問状を提出したのが最初の行動です。しかし、1週間後に回答を受け取りに行くと、「そんなものはない」。しかも吉本学長に渡ったかどうかも「答える必要はない」。学生からの意見を全く聞かないこの態度に、怒りを覚えました。
 そしてそこから一気に吉本学長は幕引きへと一気に突っ走ります。12月12日に医学部の内部調査の「調査報告」が出されます。この調査結果の核心はやはり、地方病院の「東北大とのパイプを保ちたかった」「にらまれるのが怖い」というような声を完全に無視する一方、金を受け取った教授に対する「アンケート調査」のみを根拠に、「見返りではなかった」などと結論付けたことです。「調査」は、問題を切開し、真相の究明をはかるようなものでは全くなく、むしろ幕引きのための結果ありきの芝居でした。しかし12月16日、この「調査結果」を評議会は承認し、真相の究明も説明もないまま「これからは透明性のある金の流れをつくろう」と幕引きへと舵をきりました。一体何が解決したというのでしょうか。一体何が明らかになり、改善されたというのでしょうか。
 私たち究明実は、このまま幕引されていくことを絶対に許すことはできません。吉本学長・玉井医学部長はでたらめ調査で自己保身に走り、一方で院生は処分、釜石では市民が医療を奪われる。こんな終り方は絶対に有り得ません。一体誰に責任があるのか。吉本学長であり、玉井医学部長ではないでしょうか。
 私たちは何より、この事態を機に、東北大学の在り方そのものを問いたいのです。それは4月からの「法人化」において大学の在り方が一変する事態を前にした今だからこそ一層重要です。本当にこんな大学でいいのでしょうか。院生に処分し、学長は責任を問われず幕引きを謀る、これが大学自治なのでしょうか。地方病院の派遣医を引き上げて黙らせていく、これが真理探究なのでしょうか。新しいルールを作って地方病院から税金をむしり取っていく、これが市民に開かれた大学であり、学問だというのであれば、大学の存在意義など、なきに等しいのではないでしょうか。
 だからこそ私たちはこのパンフレットを出しました。今回の「収賄事件」の真相を究明しなければ東北大学の未来はない。そのためには自己保身に走る吉本学長、玉井医学部長の退陣を勝ち取る以外にありません。すべてのみなさんに訴えます。吉本学長を退陣に追い込み、真相の究明を行っていくために、今すぐ行動に立ち上がりましょう!

【1】大学が地方病院の弱みを握って金を巻き上げる  こんなことを許してはならない

 改めて東北大学医学部・吉本学長が何をしていたのかをはっきりさせなければなりません。評議会、もしくは吉本学長・玉井医学部長がもみ消そうとしている問題の重大性を明らかにしなければならないからです。

(1)東北大学医学部の賄賂構造が発覚 医師不足を縦にした巻き上げ

「現金を配るのをやめれば、(医師派遣を)打ち切られる不安があった」「これからも医師を派遣して下さいという意味が含まれているのは否定できない」(公立米谷病院)
「医師確保は医局に要請するのが一番確実」「医局にお願いして適当な人材をいただいていた。そのつながりをキープする意味が多少はあるのではないか」(山形市立病院済生館)
「医師供給源と関係を悪くすることはできない」「派遣に対する感謝の気持ちと、空白の診療科への派遣の善処を求める目的だった(釜石市立病院)
 実際に医師派遣を受けていた地方病院の声から、何が起こっているのかは一目瞭然です。一方での地方病院の医師不足という問題と、他方では人事権をにぎる医局の教授というゆがんだ権力構造を利用して、金を巻き上げていたということです。

(2)釜石市民病院に対する医師引き上げこそ、端的にこの権力構造を明らかにしている

 この権力構造をはっきりと突き出したのが、釜石市民病院に対する派遣医の引上げです。小児科・産婦人科の東北大からの派遣医を引き上げることを医学部が決定し、4月からの一時休診に追い込まれる事態となっています。病院の収入が激減する事態であり、子供が産めない、育てられない地域は人口が減り、病院そのものが廃業に追い込まれるような事態なのです。釜石市民病院はこの間、積極的に今回の事件の真相を語ってきた所であり、「問題ある病院とは付き合っていけないという意味」(釜石市民病院関係者の言葉)という言葉にもあるようにこれは制裁です。全病院に対する「何も言うな」という口封じの脅しなのです。ここには明確に、地方病院からすればどうしようもない権力構造が存在しているのです。医師不足など理由にはなりません。なぜなら真理探究を掲げる大学こそがその医師不足の問題に真っ向から向き合い、解決していくために努力していくべき存在であり、権力構造を作り上げて金を巻き上げ、挙げ句の果てにそれを告発した病院に対しては制裁を加えていく、このような在り方は絶対に認められないからです。

(3)金銭受領のしかた一つとっても「責任はない」などありえない

 医学部教授らは金を受け取るために3つのルートを持っていました。3つに、直接教授室で受け取るケースです。
 1つは直接国庫に入金させるケースです。直接国庫に入金させることは、自治体から国への寄付を禁じた地方財政再建促進特措法に触れる、100%違法行為です。事実このルートでの入金に関しては、医学部は違法性を認め、返還しています。
 2つ目は、「艮陵医学振興会」なるトンネル団体を通してのケース。これは違法性をかいくぐるために行われていたものです。そこには法律をかいくぐって不正行為を行うという意思が、明確に見て取れます。
 そして3つ目は直接受け取るケースです。これを「卒後教育委託」「臨床研修」などと架空契約までデッチ上げて行っていたわけです。受け取る際に年度の初めの日付で契約書を発行。吉本学長に関しては「後援会」名義で契約し、「後援会の印鑑はないから」なる理由で個人の印鑑で済ませていた。ここまで来れば何でもありです。「違法ではない」などと言う前に、ここまでの「脱法行為」(玉井医学部長の言葉)までして行う金銭受領に正当性など全く無いし、まさに「やましさを感じることは全くなかったのですか」(河北新報)ということです。
 しかもこの直接受け取った金のうち、2900万円を国庫に入れずに思うように使い、使途不明金としてマスコミに報じられているのです。その上、最初はこの直接受け取ったとされている教授たちは「国庫に入れた」と嘘までついていたではないですか。不正行為を認めるからこそ隠すのです。
 吉本学長は「責任はない」などと言っていますが、金銭受領の方法一つ取ってみても違法行為をし、「脱法行為」であったことも認め、嘘までついて不正を隠そうとしていたのであり、「責任はない」などということはどう考えてもあり得ないのです。

(4)全国で発覚した「名義貸し」も全く同じ構造

 今全国の大学で発覚し、東北大学でも問題になっている「名義貸し」についても全く同じ構造の中で起こっています。
 医師不足と、それに輪をかけての医師派遣を簡単にはしない東北大医学部の権力構造を前に地方病院は、金を払ってでも名義をかりて、病院の経営を行っていこうとしています。東北大医学部にこそ責任があるのです。

(5)「研究助成金」で飲み食い! 何が「研究に使った」だ!

 最近では市民オンブズマンや東北大の職員組合によって「研究助成金」で吉本学長や玉井医学部長が飲み食いをしていたということが発覚しました。「研究費に使った」とはよく言ったものです。何が「使途は適切だった」ですか! 吉本学長・評議会は、「金は見返りではなかったし、使途も適確だった」とした上で、「金のもらい方が誤解されやすいものだったから改善しよう」といっているのであり、地方病院の金で寿司を食べ酒を飲むこのような在り方を認めるものです。そうではなく、求められているのはこの在り方その物を一掃することなのであり、真相究明と吉本学長に責任があることを明確にさせることではないでしょうか。


【2】「調査委員会報告」は全くのデタラメ! 吉本学長の幕引き策動許すな!

(1)12・12「調査委員会報告」は真相を何も明らかにしていない!

 問題発覚から3か月、昨年12月12日に医学部内調査委員会の調査結果「研究助成金問題調査委員会報告書」が公表されました。これは、『研究助成金の受け入れと医師の就職・アルバイトとの関連性は認められなかった』『受け入れた後の助成金等は、いずれもそれぞれの目的に則して支出されている』という言葉にあらわされているように、全くおざなりな身内調査によって、吉本学長をはじめとした医学部教授の収賄行為をすべて「問題なし」と正当化しようとするものです。この調査結果を受けて、吉本学長はわが意を得たりとばかりに、即日『今回の医学部における調査によって、私のこれまでの説明が裏付けられたものと考えております』なる「総長コメント」を発表しています。
 そして吉本執行部は、これを12月16日の評議会に「承認」させることによって事件の幕引きを謀り、「大学の社会貢献のあり方」なるものに問題をすり替えようとしました。そしてまた評議会も、吉本執行部の幕引き方針に唯々諾々と従い、『調査結果は信頼に足るものであると認める』としてこの調査結果を追認したのです。
 しかし、この調査結果なるものが全く信用のならないデマ文書であるということは、日々明らかになっています(そもそも事件の当該である医学部の身内調査のみで事たれりという姿勢そのものが、社会常識からかけ離れている!)。「12・12調査委員会報告」のペテンを、私たちは今こそはぎ取らなければなりません。

 ◆そもそも金を受け取ったこと自体が「脱法行為」だ!
 「調査委員会報告」は、もらった金がすべて研究目的で使われた(本当にそうなのかは不明)から問題なしという姿勢を貫いています。
 しかし、そもそも『公務員が自治体から金銭を受領すること自体が違法行為であり、使用目的は関係ない』(仙台市民オンブズマン代表・小野寺信一弁護士)のではないのでしょうか? であればこそ、問題発生当初は玉井医学部長自身が『脱法行為と批判されても仕方ない』(9月11日、読売オンライン)とその不当性を認めていたのです(今では態度を豹変させて居直っていますが)。
 この点については、昨年末に米沢市監査委員が『国への寄付を禁止する地方財政再建促進特別措置法に違反する』と断を下していますが、東北大当局は姑息にも「ノーコメント」を通しています。

 ◆結論を「研究目的」に誘導するためのインチキ調査
 そしてまた、「調査」そのものがはじめから結論ありきのインチキです。私たちが当初から指摘してきたように、吉本学長の身内である医学部などに真相を社会的に明らかにしようなどという気はサラサラなく、ひたすら自己保身に走っているのです。
 一つに、調査の方法がおよそ考えられないデタラメであるということです。
  1)中元や歳暮で金をもらっていたことは報告させないように指示し、
  2)そして、「あくまでも研究助成として受け入れた現金(と教授が主観的に思い込んでいるカネ…注)について記入する」(調査票より)などと結果を誘導し、
  3)その上で教授に自己申告させて、それを持って「調査完了」とする。
 こんな子どもだましの調査結果を一体誰が信用するというのでしょうか! 最初から「研究目的でもらった金だから問題なし」という結果に導くための出来レースではありませんか。われわれはこんな猿芝居にはだまされません。大学人ともあろうものがその倫理や道徳も投げ捨てて税金の流用に走っている、それを恬として恥じない、このことをこそ問題にしているのです。
 二つに、受領した金銭の使途が全く明らかになっていないということです。この間、吉本学長らが受け取っていた金のうち2900万円が使途不明であることが明らかになっています。吉本学長などに至っては、受け取っていた1090万円がそっくりそのまま使途不明になっているのです。これもまた、金銭使途の領収書の提出を求めずに教授の自己申告のみに頼るというインチキ調査のあらわれです。

 ◆当該病院は声をあげているにもかかわらず、なぜ直接調査をしないのか?
 三つに、この収賄問題のもう一方の当該である地方病院に対して、何ら調査を行っていないということです。カネをもらった側が「むこうが善意で持ってきたものだから受け取っただけ」と居直るのは収賄事件の常であり、問題はカネを贈った側がどのような意図を持っていたのかということではないでしょうか。
 そして実際、地方病院側は『現金を配るのをやめれば、(医師派遣を)打ち切られる不安があった』『これからも医師を派遣して下さいという意味が含まれているのは否定できない』(公立米谷病院)、『医師供給源と関係を悪くすることはできない』(塩釜市立病院)、『情報を得るなど東北大とパイプを保つことが目的だった』(釜石市民病院)などと、医師派遣などの便宜を期待してのものだったことを告白しているのです。こうした当たり前の調査をサボタージュしておいて、一体ぜんたい何で『調査が厳正かつ適切に行われた』(12・16評議会見解)などと結論づけられるのでしょうか! 全く怒りに耐えません! 「調査委員会報告」は絶対に認められない!

(2)学内・社会から次々と噴き出す抗議や疑問の声

 こうした、全くふざけきった吉本執行部の対応に対して、当然にも学内・学外から大きな怒り・批判・疑問の声が上がっています。
 12月16日には川内北キャンパスにおいて、仙台市民オンブズマン代表の小野寺弁護士を招いての緊急集会を80人の結集で打ち抜きました。学生や教職員の中には、あまりにもデタラメな「調査委員会報告」への怒りの声が充ち満ちています。マスコミからの批判も全く当然のことです。
 しかし吉本執行部は、取材拒否を続け、学生からの要請書や公開質問状の受け取りを拒絶し続けています。事件を報道する学友会新聞部に対しては、「まるで私が犯罪者扱いじゃないか」などと独裁者さながらの言論弾圧を策しています。

(3)あくまで抗議の声を押さえ込もうとする吉本執行部

 この矛盾はついに爆発しました。そもそも12月24日付『臨時広報』に掲載された「評議会見解」自身が、評議会での論議を全く反映していないものであったことに加えて、東北大学の姿勢に対する学内的・社会的批判が強まったことによって、1月20日に開催された評議会は紛糾し、吉本学長の辞任を求める声も噴出しました。そして、統一した見解をまとめることもかなわずに散会したのです。
 これを受けて、2月5日に開催された臨時評議会で再度論議されましたが、ここでも医学部に対して批判が集中し、論議が決着することはなかったのです。評議会会場前で学生が抗議の声を上げる姿は、当日のニュースでも大きく報道されました。
 デタラメな「調査委員会報告」を撤回しない限り、問題は1ミリも前には進まないことが、いよいよ明らかになってきています。

(4)「名義貸し」問題での大学院生への処分絶対反対!

 みなさん! 吉本執行部は一方で幕引き策動に対する批判の声を押さえ付けつつ、「名義貸し」問題において大学院生を処分することによって問題の収拾をはかろうとしています。絶対に処分を許してはなりません。
 裁かれるべきは大学院生ではなく、吉本執行部です。金銭受領問題においても名義貸し問題においても、地域医療と医局を支配する医学部教授が諸悪の根源であることがはっきりしています。
 見せしめ的な処分で自らへの批判をかわそうとする吉本学長や玉井医学部長に対して、大きな抗議の声を叩き付けよう! 大学院生への処分を阻止しよう!

【3】強権的学内運営すすめる吉本学長では問題は何も解決しない! 吉本執行部はただちに退陣せよ!

(1)真相がいっこうに究明されないのはなぜなのか?

 ◆そもそも、当事者が学長の座に居座っておいて何が解明されるというのか
   なぜ真相は糾明されないのか? それは、吉本学長がいつまでも見苦しく学長の座にしがみつき続けているからです。収賄の当事者が行う内部調査など誰が信用するでしょうか? 吉本執行部の退陣によってしか、真相究明は始まらないのです。
 ◆「トップダウン」の名の下に学内民主主義を破壊し居直る吉本学長
   そして、もう一つ重大な問題があります。それは、吉本執行部が04年4月の法人化移行を推し進めているということです。吉本学長は、自らが法人化移行に備えて就任したこと、そしてそのために「学長主導のトップダウンシステム」をつくろうとしていることを事あるごとに自慢していますが、この収賄問題もまた、こうした強権的学内運営によって乗り切ろうとしているということです。
   さらに言えば、このように学内民主主義を破壊し、学生・教職員の声を無視して一部執行部の立場が優先されていく、これこそが法人大学のありのままの姿ではないでしょうか。とりわけ幕引き策動に憤る教職員のみなさんに訴えたいことは、このような吉本学長を担ぎ、その独裁体制を支え容認して来たのこそ評議員をはじめとした教授たち自身ではないのか、ということです。真に真相を糾明するという立場に立つならば、法人化を推し進める吉本執行部そのものの是非を問題にしなければならないはずです。

(2)法人化の先兵=吉本学長のもとでは問題は何も解決しない!

 吉本学長は「調査委員会報告」を受けて、『平成16年4月からの国立大学法人化を数か月後に控え、東北大学は極めて重要な時期に差し掛かっております。本学の法人化に向けた制度設計の準備はもとより、研究教育活動に停滞があってはならないものと考えており、私としては現在の職責の遂行に今後とも全力を挙げてまいる所存であります』などとコメントしています。要するに、「法人化突入を前にして、これ以上学内でことを荒立てるな! 吉本執行部の継続を承認せよ!」と迫っているわけです。
 みなさん! これで問題は解決するのでしょうか! 逆にもみ消されてしまうではありませんか! 学内の抗議の声を圧殺することに熱中し、法人化を推し進める吉本執行部を絶対に許してはなりません。

(3)有朋寮廃寮、副学長違法就任…。根っこから腐りきった吉本執行部

 これまで吉本執行部が学内で行ってきたことを少しでも見れば、その性格はたちどころに明らかになります。法人化に突き進む吉本執行部は、東北大生・教職員とは絶対に相容れないのです。

 ◆有朋寮廃寮強行し、見せしめ的「無期停学」処分を継続
 吉本執行部は、有朋寮の「新寮なき廃寮」を強行しようとしています。学生の就学の権利を奪うとともに、これまで学生自身の手によって主体的に運営されてきた自治寮を押しつぶそうとしているのです。
 そしてそれに反対した学生F君に対して、吉本執行部は学内外からの反対の声を無視して03年2月に「無期停学」処分を下しました。大学の方針に逆らえばこうなるという見せしめそのものです。

 ◆廃寮反対運動を妨害するために、警察とつるんで「傷害事件」をデッチあげ
 さらには、廃寮反対運動そのものを破壊するために、菅井学長補佐(当時)と西森副学長特別補佐が宮城県警と共謀して、03年3月にデッチあげを行っています。支援の労働者を警察に売り渡し、学内にデマ宣伝を行い、この労働者の方が80日間にもわたって不当な勾留を受けていることを大学として容認し続けたのです。執行部に反対するものには何でもやる、これもまた法人化後の大学の姿なのです。

 ◆文部科学官僚を副学長に据えるという違法人事
 そしてまた、吉本学長は文部科学官僚・北村を自らの腹心として副学長に据えました。一本の論文も書いたことがないような輩を、法人化を進めるために強引に流体研にねじ込んだのです。

(4)法人化によって、吉本執行部の腐ったあり方がスタンダードにされようとしている!

 重大なことは、こうした吉本執行部の腐りきったあり方が、法人化後の大学において「普通のあり方」へとされようとしているということです。
 まさに「研究のために金をもらって何が悪い」という開き直りにあらわされているように、大学人としてのモラルも何も捨て去ってしまっていくということであり、予算獲得のためであれば国策遂行大学にでも変貌していく(国家による中期目標・計画の指示!)ということではないのでしょうか。吉本学長および医学部こそ、その最先頭を走っているのです。
 国立大学法人化によって、大学の存在意義が今、根本的に転換させられようとしている中で、私たちがこの収賄問題にいかなる態度を取るのかが問われています。

(5)吉本執行部は、ただちに責任をとって退陣せよ!

 もはや問題は明らかです。それは、吉本学長にこのまま追随していった先に大学の未来はないということです。今こそ、学生・教職員の下からの運動によって吉本学長を退陣に追い込み、真相を徹底的に究明しなければ、本当に東北大学はどうしようもなく腐りきってしまいます。
 みなさん! 本当にこのままでいいのでしょうか! 吉本学長の暴走を許しておくことが許されるのでしょうか! まだ間に合います。今こそ声をあげよう!

【おわりに】

 みなさん、吉本学長および執行部は腐敗にまみれるばかりかそれを自浄する能力すらも失っています。いや、それどころかむしろ居直りを続けて反対の声を圧殺することによって、大学から批判の精神を抜き去り、大学をますます民衆の利益とはかけ離れたものへと変えようとしています。
 日本が再びの戦争国家へと変えられようとしている今、もしくは法人化によって大学のあり方が大転換させられようとしている今、それに対して大学人であるわれわれがいかなる態度を取るのかが問われています。
 みなさん! 評議会に対して行動を起こそう! クラスから、サークルから、研究室から、寮から、職場から、教授会から「真相を明らかにしろ!」「説明責任果たさぬ吉本執行部はやめろ!」の大きな声をたたき付けよう!
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by ufo_ryou | 2004-11-09 15:49 | ○吉本学長の収賄追及
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