有朋寮の戦闘宣言

〔有朋寮の戦闘宣言〕

9・1反動判決弾劾!

 強制執行粉砕決戦に突入する


b0051430_12111064.jpg 本日9月1日、仙台地裁(小野洋一裁判長)は有朋寮明け渡し裁判において、「仮執行」付の明け渡し命令という不当判決を下した。この判決は、機動隊導入による暴力的廃寮宣言であり、われわれは絶対にこれを認めない。唯々諾々と従うつもりはない。有朋寮は強制執行との徹底対決を宣言する! われわれは逮捕・流血を恐れない。一歩もひかず実力で阻止するのみだ。
すべての学生・労働者・市民のみなさん! 強制執行粉砕の歴史的決戦へともに立ち上がろう!




廃寮ありきの裁判など認めない! 判決への屈従を断固拒否する!
 本判決は、寮生の生活権と教育の機会均等を破壊する不当判決である。そして、この明け渡し裁判で明らかになったことは、まさに目的のためには手段を選ばぬ大学当局・仙台地裁の卑劣な姿であり、有朋寮の闘いの正当性だ。

◆まず、裁判および判決はまったくずさんなものだ。判決文によれば、過去に退寮したことが明らかな元寮生3人(うち2人はすでに卒業)についても、「退寮した事実は認めることができ」ないと一方的な大学当局の主張を鵜呑みにし、金額を請求している。まともな調査一つ行わずに、だ。こんなデタラメかついい加減な裁判があるだろうか!

◆さらに、核心問題である「有朋寮の老朽化」については、結局大学当局は最後までまともな証拠一つ提示できなかった。一級建築士の方が『建物は十分耐力を有する』と鑑定書を提出していたにもかかわらず、東北大学当局はこれに対し「老朽化は実態要件ではない」などと主張、「寮は大学のものだから決定に従え」なる恥知らずな態度に終始した。裁判所はそれに与し、「老朽化」調査を一切行わずに建築士の方の証人申請も無視した。すべてが最初に結果ありきの出来レースだったのだ。

◆また、判決文には「被告らに有朋寮の占有権原を認めることはできない」とある。そして「用途廃止決定については、有朋寮の管理者である東北大学の裁量に属する」として、学生は大学の決定に絶対的に服従すべきものとされている。「大学の決定」というただし書きさえつけば何をやっても許されるというのだ。何という反動的なものの見方か!

◆そして最も許せないのは、大学当局および代理人弁護士は裁判には出席せずに逃亡したことだ! この決定的な判決言い渡しの場にいない、ここに東北大学当局の本質がある。「大学自治」の看板すら投げ捨ててすべてを司法権力に委ね、有無通じて反動判決を引き出し、最後は警察権力の導入によって「問題解決」をはかる。この腐りきったあり方が今日はっきりと示されたのだ。

 しかし、われわれは行動によってこの判決を逆に裁き、真実と正義を貫く。廃寮強行と断固対決する!

逮捕・流血辞さず、人生をかけた大決戦を決意する!
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 われわれ有朋寮生は、強制執行に一歩も引くつもりはない。なぜか? その理由は4年間の激闘に凝縮されている。

 第一に、学生の主体性を踏みにじる東北大学当局にだけは絶対に屈することができないからだ。結果ありきの「廃寮決定」、白を黒と言いくるめるデマ宣伝、卑劣極まる叩き出し、話し合いや署名の受け取り拒否、…、これらすべてを許せないからだ。
 そもそもこの問題は「廃寮決定」が一方的に押しつけられたことから始まった。ある日突然「廃寮を決めたから出て行け」と言われて、納得いく者がいるだろうか! その後大学当局は「有朋寮にいたら奨学金を推薦できない」などの卑劣な恫喝によって、多くの寮生を退寮に追い込んだ。彼らは有朋寮を「一番笑顔でいられる場所」とよりどころとしていたのであり、大学当局はこうした寮生同士の絆・団結を引きちぎっていった。そして、われわれはこうした団結破壊に日々怒りを新たに闘い抜いてきた。現在の有朋寮生は、無念にも退寮した仲間の思いをも背負っている。だからこそ、敵に膝を屈することはできないのだ。

 第二に、古郡陸君(02年度入学、理学部)への「無期停学」処分に腹の底から怒っているからだ。われわれは古郡君を絶対に守り抜く!
 「廃寮決定」後に新入寮生を受け入れるかどうか、全寮的な論議が巻き起こった。そしてわれわれは古郡君を受け入れ、どれだけの攻撃があろうとも防衛することを決断した。これこそ自治寮としての根本的立場であり、有朋寮闘争の原点中の原点である。
 そして入寮した古郡君は、処分をちらつかせて屈伏を迫る大学当局に対し怒りを燃やして闘いに立ち上がった。大学当局は学生証すら発行せず、両親に対して「息子さんの未来がめちゃくちゃになる」と脅した。そして2003年1月、「無期停学」処分をふり下ろし、人生をめちゃくちゃにしようと襲いかかってきたのである。その後2年半を超える処分継続にも屈伏せず闘い抜いてきた古郡君の思いは、「間違った決定には従えない!」という人間としての真っ直ぐな正義感だ。
 もし古郡君を暴力で叩き出すというのならば、われわれはすべてをなげうってこれを阻止する!

 第三に、全学生の敵=吉本執行部とは絶対に非和解だからだ。これからが、吉本執行部を追い詰めてきた4年間の闘いの総決算である。
 01年以来の4波に渡るハンガーストライキ闘争や集会、署名運動は多くの学生・労働者・市民の心をとらえ、吉本体制を大きく追い詰めていった。学内署名は3100筆をこえ、古郡君のクラスメートがともにハンガーストライキに立ち上がった。廃寮反対アピールへの賛同は全国の学生団体、自治寮、議員、弁護士、大学教授など300人・団体にのぼった。
 それに対して吉本執行部はますます反動化し、「無期停学」処分、デッチ上げ弾圧、そしてついに国家暴力の発動にまで突き進もうとしている。何が「寮生の身体・生命のための廃寮」か! この強制執行にこそ、吉本執行部の凶暴な本性がさらけ出されているではないか! 今こそ吉本打倒の時だ。これまでの怒りをすべて爆発させ、有朋寮は吉本執行部打倒に立ち上がる!

 第四に、われわれの闘いは、全大学・全社会的な教育反動への反撃と一体だからだ。
 何よりも、全国大学における学生自治破壊を絶対に許せない。東京大学駒場寮、山形大学学寮、そして法政大学におけるサークル活動破壊や東京都立大学廃止攻撃、これらすべてが学生の主体的活動を一掃するためのものであり、学生運動つぶしそのものだ。われわれは廃寮阻止闘争がいよいよ敵の攻撃との天王山の闘いに押し上がったと確信する。そして、ここでの勝利を突破口に、全国学園での闘いを一挙に爆発させる決意だ。だからこそ、全国の学友は有朋寮に駆けつけてほしい。有朋寮を学生のエネルギーのるつぼとし、巨大な闘いのうねりをつくり出そう!
 そしてまた、有朋寮に「日の丸・君が代」被解雇者の方から「大学で起きていることと都立の高校で起きていることは同じ問題です。私は、おかしいことがおかしいと言えないのは間違っていると思い、日の丸・君が代に反対しました。戦争へ向かう流れを一緒に止めましょう」と激励メッセージが寄せられたように、闘いは実体的な連帯と結合を生み出していった。教育が国家権力に牛耳られることをぶっ止めなければならない。逆に大学を、戦争教育を粉砕するための砦にしていこう! 戦争賛美の「つくる会」思想を吹聴するまでに腐敗した吉本体制を、学生の力で打倒しよう! 

 第五に、01年「廃寮決定」以来の過程とは、アフガニスタン派兵~有事立法~イラク派兵と続く日本の侵略戦争国家化攻撃と完全に同時並行であり、われわれは大学人としての矜持にかけてこの戦争を絶対に止めなければならないからだ。
 本来であれば、大学人こそが全世界で爆発する反戦闘争・労働運動の先頭で旗を振り、キャンパスを戦争をぶっ止めていく拠点としていくべきだった。しかし東北大学はその道を拒んだ。「廃寮決定」を容認し国家権力に頭を垂れることによって教官は腐敗し、批判精神を抜き取られ、戦争に反対することすらできなくなっていたのだ。戦争翼賛大学と化したこのぶざまな姿! 恥ずべき現状! 正義は法律によって決められるのか。官僚によって決められるのか。戦争でも廃寮でも権力には従わなければならないのか。断じて違う! 正義はわれわれ自身の行動によって実現していくべきものだ。

 第六に、労働運動との連帯がわれわれに力と展望を与えてくれたからだ。
 イラク反戦闘争過程で有朋寮闘争が地域の労働運動と結び付いて前進してきたことへの大逆流が、03年の「傷害事件」デッチ上げ事件である。東北大学当局は、有朋寮闘争支援者である全金本山労組・中野七郎さんの「暴行・傷害」をねつ造し、何と国家権力に弾圧を要請したのだ! それは同時に、勝利への突破口を切り開きつつあった全金本山闘争への反動でもあった。無実の労働者を陥れる、これが東北大学の本性だ! あらゆる手口で民衆の闘いを押しつぶす国家権力の醜い姿だ!
 しかし、この弾圧はむしろ巨大な反撃をつくり出していった。学生・労働者・市民の地域共闘の力で中野さんを奪還、仙台高裁に「傷害」ねつ造を認定させた。敵のデッチ上げは暴かれ、反動的意図は粉砕された! われわれはこの反弾圧闘争を通して、全金本山闘争の歴史を学び、門前闘争を闘い、今年3月にはついに32年ぶりの完全勝利と職場復帰の瞬間に立ち会えた。労組員の方々の生き方と闘いの地平から、労学のスクラムこそが社会を変革していく根底的な力となりうることを実感した。これが間違いなく、有朋寮闘争をいま一段飛躍させる契機になったのだ。

 第七に、われわれの闘いは小泉「構造改革」攻撃との闘いであるからだ。
 01年9月以来の有朋寮闘争は、小泉政権による反動と表裏一体であり、「廃寮決定」への激しい怒りは、闘えば闘うほどに小泉への怒りと一体化していった。小泉政治とわれわれ学生は相容れない。学生こそがキャンパスを支配して小泉「改革」を止めよう!
 小泉は教育と大学をターゲットにしている。その本質は、戦争翼賛とエリート主義であり、有朋寮「廃寮決定」がその先鞭であった。『君は生き残れるか』、これは当局発行パンフレットの題名だ。一体何のために? そして誰のために生き残るのか? 小泉と資本家のためなのか。学生は戦争に手を染める国家のためにサバイバルを強いられるのか!
 小泉は大学法人化で、そして郵政民営化を始めとした「改革」なるもので、社会を戦争と弱肉強食に叩き込もうとしている。こうした構造を、われわれは労働者との連帯から、そして11月労働者(日米韓国際連帯)集会に参加する中から学んできた。そこにこそ社会を変革できる息吹と展望があった!
小泉政権登場から4年、いよいよ態度表明が問われている。われわれ有朋寮は、この反動判決および強制執行と徹底的に対決し、全世界の労働者とともに闘うことをもって、小泉へ実践的に回答したい。

 最後に、有朋寮生の闘志は今回の反動判決を受けてもまったく揺らいでいない。むしろ、この大激動の時代に自らの生き方をかけて闘えることに喜びを感じる。
 有朋寮「廃寮決定」は9・11反米ゲリラの翌日。これは偶然ではない。このまま世界は戦争と破滅に突き進むのか、それとも民衆の力で新たな時代を切り開くのか、有朋寮闘争はそうした歴史の節目の闘いであり、すべてをなげうって闘う価値のある闘いだ! われわれの歴史的な使命は、この闘いを突破口に、全国大学における闘い、反戦闘争、小泉政権に対する闘いを爆発させていくことだ。日本全国へそして世界へ飛び散る火花、闘いの火種になる!
 「無期停学」処分と闘う古郡君、退寮を余儀なくされた有朋寮生、入寮を拒まれた新入生、有朋寮闘争に支援を下さった方々、そして小泉政権の攻撃と闘うすべての方々の思いを背負い、また全世界で闘う労働者・学生と連帯して、有朋寮は全力で闘います!

ただちに有朋寮へすべての力の結集を!
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 すべての学生のみなさん! 労働者のみなさん! 敵は国家暴力による強制執行を狙っており、一刻の猶予もない。今すぐ、すべての力を有朋寮へ集中しよう! 強制執行実力粉砕決戦に突入しよう!
 何よりも、万難を排して有朋寮へ馳せ参じてほしい! すでに全国から続々と闘う学友の結集が始まっている。圧倒的な学生の迫力で敵をはね返し、実力で寮を防衛しよう!
 さらに、激励、アピール賛同、カンパ、ありとあらゆるかたちでわれわれの闘いを支えてほしい! このアピールを一人でも多くの人に広めてほしい!  学生が立ち上がった時、その闘う姿が多くの労働者市民の心を揺り動かしてきた。学生・青年がこの社会を変え、歴史を前進させる! これがわれわれの揺るぎない実感であり、それを共有するためにもぜひ有朋寮に駆けつけてほしい。全国の学友は有朋寮へ! ともに闘おう!

2005年9月1日 東北大学有朋寮
仙台市太白区鹿野2ー19ー5
022―247―4669  Mail ufo_ryou@hotmail.com
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不当判決を受け、記者会見で徹底弾劾! 会見後、地裁から出てくる有朋寮生

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報告集会で、有朋寮生が全員登壇して決意表明をした

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(上から順に)大学本部前で「明け渡し裁判を取り下げろ!」と抗議。なかにはガードマンが構えていた
大学構内にスクラムデモで突入する!
裁判所のなかに堂々と入り込む公安警察(写真真ん中)
反動判決を下した仙台地裁に抗議のシュプレヒコール
報告集会では、有朋寮生全員が決意表明! 団結ガンバローで締めくくった
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by ufo_ryou | 2005-09-02 12:15 | ◆9・1アピール&報告
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